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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━テンポ記号の表情
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子どもの頃のレッスン、私は先生からしょっちゅう「りょうこちゃん、どんどん速くなっていくよ〜〜!」と注意されたのですが、本人はまったくその認識がなく、弾くのが楽しくってハイな状態になり、どんどん走っていってました。

さて前回は、時代とともにテンポの体感速度が速くなっていっているのでは?
というお話をしましたが、今回は、テンポ記号について、少しお話をしたいと思います。

テンポは元来「時」や「時間」を意味するものですが、音楽におけるテポの基準となったのは、人間の心臓の鼓動でした。脈拍数の標準数を80として、例えば、アレグレットという速度記号は17世紀では、4分音符=80とされていました。

現在私たちが使用しているメトロノームは、1分間に40〜208の速度を指定できますが、実際によく利用されるテンポは、50〜130の間で、この数値は人間の弛緩と緊張の状態の脈拍に相当するそうです。

楽譜を見ると、曲の始めに速度記号が書き入れられていますが、
ご覧になってことはありますか?

たとえば、Adagio(アダージョ)  Allegro(アレグロ)などです。

速度記号を調べてみると、たいがい、Adagioは「ゆるやかに」、 Allegroは「快速に」などと記載されていて、単に速度を表す言葉に訳されているのですが、本来これらの言葉に込められたのは、速度ではなく、気分や表情であったことに注目していただきたいのです。

・Adagio は「心地よい」
・Allegro は「陽気」

この言葉から、皆さんだったらどんな風に弾こうと思いますか?

バイエルピアノ教則本にも、この記号がたくさん使われています。
卒業した楽譜も、もう一度振り返ってみて、表情こめて弾いてみると、
また違った曲に感じることもあると思います。

連休中、以前の楽譜を引っ張り出して、おさらいしてみてくださいね。

次のコラムは、ベートーヴェンやショパンのテンポにまつわるお話です。

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