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時代を超える美しいメロディー『マイ・ディア』

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演奏の基礎の基礎(2)
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前回は「レガート」についてお話をしましたが、いかがでしたか?
「どれみふぁそ」と弾いたとき音が途切れず、美しくつながっていますか?

さて、今回はスラーについてお話しましょう。レガートにも関係ある大切なお話。

楽譜を見ると、よく複数の音符に渡って大きく描かれた弧線を見たことがありませんか?
同じ弧線でも、同じ高さの音につながっているのは「タイ」ですね。

まず「タイ」と「スラー」の違いですが、「タイ」は、それに囲まれた同じ高さの音
を弾きなおさずに一つの音として演奏しましょう、という意味です。
それに対して「スラー」は違う高さの音に掛かっている弧線なので、音を持続させる
のではなく、囲まれている中がひとまとまりとしましょう、ということで、
2つのスラーの切れ目ははっきりするように、音を切って演奏します。

ここで大切なのは、しっかりと前回お話した「レガート」が出来ていることです。
音がつながないと、切りたいところで切ることができませんね。
逆にスラーを無視して音を切らずに曲の最初から終わりまで弾いてしまうと、
聞いている側は息ができなくなったようで、とても疲れてしまいます。

さて、音の切り方ですが、ピアノの場合、鍵盤からスっと一瞬指を離すだけ。
バイエルを持っている人は「57番」を見てください。
右手のスラーが全部で13本ありますね。短い曲ですが、まずスラー関係なく
一気に最後まで演奏してみましょう。
・・・・・・
次にスラーに注意して弾いてみてください。一小節ごとに切るところがたくさん
ありますが、どうでしょう。メロディに問いかけがあったり、それに答えるような
ところがあったりして、曲が生き生きとしてきませんか?

いままでやってきた楽譜で、なーんだ結構弾けるじゃん!って思って
終わった曲の楽譜を引っ張り出してみて、もう一度スラーを意識しながら
弾いてみてください。前とは違ったきれいなメロディが見つかるかもしれませんよ。

楽譜は作曲者からのメッセージです。どんな風にしてこの曲を表現したいか、
その気持ちがスラーにも込められています。

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