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たかが「ド」、されど「ド」
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先日バーチャルピアノ教室宛に届いた質問メール。
「フラットが３つある調の曲を弾いていたところ、ある人からドはその場所じゃ
ないよと言われました。フラットやシャープが付くと「ド」の場所が変わるのです
か？」

よーく聞いてみると、その方はずっと「ファ」を「ド」と思っておられたらしくて、
バーチャルピアノ教室の独習ページを見て、やっと気づきました、と連絡を頂き
ました。

これは真剣に受け止めなければ！と思いました。知っている人は知っている。
でも知らない人もたくさんいる。「ド」

さて、ピアノに「ド」はいくつあるでしょうか。
黒鍵が二つ並んだ場所の左側黒鍵のすぐ左下の白鍵が「ド」ですね。

答えは「８つ」。ピアノにはいろんな高さの音のドが存在します。
そして下から4番目、ピアノの真ん中あたりにあるのが、中央のド。
小さな○の真ん中に横に短い線を書いたあの有名な音符が、ここの場所のドです。

ト音記号の楽譜でも、ヘ音記号の楽譜でも、ここの位置はまったく同じ。
（例えば、ト音記号の楽譜とヘ音記号の楽譜を縦に並べて（これを大譜表といいます。）
その間にこの「ド」を書くとよく分ると思います。）
全てはここの「ド」から始まると行っても過言ではありません。

逆に言えば、「ド」が分ったらなんとかなる、っていうことです。

長くレッスンをしてきましたが、私自身の気持ちもリセットして、
新たに「ド」から再出発しよう！と決心した出来ごとでした。

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