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演奏の基礎の基礎(3)
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前回は「スラー」についてお話いたしたが、いかがでしたか。
さて、今回は「速度」と「音符の長さ」について。

黒丸に一本棒が出ている音符は「4分音符」といいますが、日本で一番有名(?)
な音符かもしれませんね。
「分」は時間の単位ではなく「分ける」の意味です。では何を4つに分けたの?
というと「全音符」という音符の長さを4つに分けました、となっています。

なぜ、基準の「全音符」ではく「4分音符」のほうがみなさんがよくご存知なのかと
いうと、カウントを取るときに「1、2,3,4・・・」と言いますね。
この「1」の基準が「4分音符」と考えるとわかりやすいからだと思います。

さて、2分音符、8分音符、16分音符、32分音符・・・・・といろいろありま
すが、数字が増えるごとに音符の長さは短くなり、カタチも、全音符は白丸ですが、
その白丸に棒がついたり、黒の丸になり、それに旗の数が増えたりしますね。

音符の長さが短くなるってことは、速く弾かなくちゃいけないってこと?
と思ってしまって、16分音符が出てきたり、8分音符がたくさん並んでいる楽譜
を見て、「指、動くかな・・・?」と不安に思う前に、まず確認しましょう、
「速度記号」!

実際に演奏する音符の長さは、曲が持つ速度により変わるということです。
すなわち、「1,2,3,4」の1から2へ行く間の時間が短いか長いかによって、
同じ8分音符でも鍵盤を押さえている時間の長さが違うということですね。

8分音符がたくさん並んでいても、Largo(ラルゴ) と書いてあれば、おだやかに
ゆっくりと弾いていいですよ。

譜面では音符だけではなく、他の記号も見落とさないように。全然違う速度で弾いて
しまうと、まったく違う曲になってしまいますので注意しましょうね。

バーチャルピアノ教室の「こっそり一人で弾いチャオレッスン」の
「弾いてみよう!はじめてキーボード」第9回にも速度記号を解説しています。
参考にしてみてくださいね。
http://www.aisis-beeplus.com/piano/self3/self3.html

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